はるかのひまわり、警察署に咲いた 1995年の記憶

 愛知県警蒲郡署の敷地内で、阪神・淡路大震災で亡くなった女の子の名前が付けられたヒマワリが花開いた。種を植えたのは、当時被災地に派遣された警察官。種を広げて、命の大切さを考えるきっかけにしたいと考えている。

 8月17日、蒲郡署玄関近くの花壇には、高さ2メートル超のヒマワリがいくつも咲いていた。同署生活安全課長の丸井康弘さん(57)はその光景に目を細めた。「多くの人の支えを受けて、よく頑張ってくれた」

 咲いたのは「はるかのひまわり」。1995年1月17日に起きた阪神大震災で亡くなった神戸市東灘区の加藤はるかさん(当時11)の自宅跡に咲いたヒマワリだ。復興のシンボルとして全国に広がっている種を丸井さんが今年、署に植えた。

 丸井さんにとって、阪神大震災は特別な記憶だ。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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