修二会(しゅにえ、お水取り)が行われている奈良・東大寺の二月堂に12日夜、ひときわ大きな「籠松明(たいまつ)」が登場した。練行衆(れんぎょうしゅう、こもりの僧)を補佐する童子(どうじ)がこれを1本ずつ担いで舞台に上がり、欄干から外へ向かって揺さぶると、大量の火の粉が辺りを赤く照らした。
世の人々の罪を懺悔(さんげ)し、世界の平和や五穀豊穣(ほうじょう)を祈るお水取り。松明は1日から毎夜ともされている。
二月堂下の「閼伽井屋(あかいや)」の井戸で神聖な香水(こうずい)をくみ出す儀式を控え、12日夜は通常の松明(重さ約40キロ)よりも一回り大きい、約60キロの松明が使われた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル