ひとさじで味わいがらり タマネギの香ばしさをソースに

ごはんラボ タマネギソース

 今回は、炒めたタマネギの香りとうまみを生かした、シンプルなソースを作ります。作り方はみじん切りのタマネギを油と一緒に火にかけるだけ。自己主張せずに、合わせる素材を引き立てながら深い味わいを作る。音楽に例えればベースラインのような役割です。

 世界を見渡すと、鍋でまずタマネギを炒めて他の材料を加えるという料理は無数にあって、それをソースとして常備するレシピです。イタリアで「ソフリット」と呼ぶ野菜ソースをアレンジしました。有馬邦明シェフは手元に置いて煮込みなどに活用しています。しょうゆやみそなど、日本の調味料にもよくなじみます。

 完成までは10分ほど。カレーに使うあめ色の炒めタマネギに比べて、薄く色づくくらいです。甘みも焦がした香りもマイルドなのでどんな料理にも寄り添います。

 ポークソテーにたっぷりかけてみてください。焼いた肉と、タマネギの相性のよさを実感できます。

タマネギソース

料理監修:有馬邦明

【材料(作りやすい分量)】

□ タマネギ 1/2個(120g)

□ サラダ油(太白ゴマ油などでも) 150ml

 【作り方】

拡大するタマネギ1枚の厚みと切る幅をそろえるように。タテの切り込みは刃先から差し込むと細い幅に切りやすい

①タマネギを3~4mm角のみじん切りにする。根元を切り離さずタテに切り込みを入れてから直角に切る。

②鍋に油とタマネギを入れて強め…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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