ひとり親家庭の困窮対策として、大阪府が不払いの養育費回収を来年度から支援することについて、吉村洋文知事は16日の府議会本会議で「養育費を確保できるよう制度構築をしていきたい」と意欲を示した。無所属の西野修平府議が答弁を求めていた。
養育費保証は、ひとり親家庭への支払いが滞った場合に、民間の保証会社が養育費を肩代わりした上で、会社側が養育費の支払い義務を負う相手方に債権回収を行う仕組み。大阪市では今年度から、保証料を補助する制度を先進的に始めている。
府は来年度から、大阪市のように保証料を補助する自治体に対し、その負担分の2分の1を助成する方向で調整している。
この日の本会議で西野府議は「経済的に余裕がないひとり親家庭は多い。大都市の大阪が(支援に)取り組むことで全国への取り組みを加速することになる」と指摘。吉村知事は「養育費は支払われないことが多いのが現実。離婚で子供に生じる不利益を最小限にしなければ」と応じた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース