記事後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます
「油揚げを使いこなす」シリーズ2回目は、しょうゆと砂糖で甘辛く煮た「お揚げの炊いたん」です。そのままで、ご飯のおかずにはもちろん、うどんの具や、油揚げの切り方を変えて、いなりずしにも応用できます。便利で多彩に楽しめる常備菜です。
だしは使わず、油抜きもなし。素材の持ち味を生かします。目指すのは、ふっくらとしていて、口の中でじゅわっと広がるうまみです。
どんな油揚げでもできますが、煮汁をたっぷりと堪能するなら、中までふんわりとしたスポンジ状で、厚めの油揚げがおすすめです。おいしく煮るコツは、途中で油揚げを裏返して、汁をまんべんなく吸わせます。煮汁を少し残して火を止め、そのまま味を含ませるのもポイントです。
アレンジは卵とじ。甘辛い油揚げと卵は相性抜群です。卵とじをご飯にのせれば、京都の人が大好きな「衣笠丼」になります。(才本淳子)
材料・2人前 料理監修:料理研究家・杉本節子さん
□ 油揚げ 80g
□ 酒 小さじ2
□ 砂糖 大さじ2
□ しょうゆ 大さじ1
①キッチンペーパーで油揚げを挟んで余分な油を除き、長さ5cm、幅3cmほどの短冊に切る。
②鍋に水200ml、酒、砂糖…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル