約38ヘクタールに大型遊具や動物とのふれあい広場などがあり、首都圏でも人気の千葉県船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」は8日から全面休園した。市は「敷地が広く、感染リスクは低い」として7日までは開園していたが、緊急事態宣言を受け、同日夕に5月6日までの全面休園を決めた。
同園は船橋市が1996年に開設し、デンマーク風の風車や建物があり、四季折々の草花も楽しめ、毎月10万人前後が訪れる。入場料は大人900円、小中学生200円。同園によると、7日まで平日は屋内施設を除いて開園しており、例年並みか少し少ない程度でにぎわっていたという。
8日は、同園事務所の電話が朝から「本当に閉園したのか」という問い合わせで鳴りやまない状態。休園を知らずに訪れ、駐車場の警備員に説明を受けて引き返す家族連れもいた。
船橋市の会社員の男性(33)は、小学1年生になったばかりの長男(6)と幼稚園の長女(4)を連れて車で来た。小学校も幼稚園も休みで、子どもの運動不足解消に訪れたという。「広い施設なので感染の危険はないと思って。前日も来ていたので、開いていると思ったのに。こんなご時世なので休園は仕方ないとは思いますが、これから遊ばせる場所を探します」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル