2021年度のふるさと納税の寄付額が目標の8億円を突破し過去最高となった静岡県伊豆市が、寄付してくれた人にお礼の気持ちを伝えるために、職員手作りの感謝状を贈ることにした。手作り感満載の、ぬくもりが感じられる感謝状でさらなる伊豆市ファンをつくり、ふるさと納税のリピーター獲得を狙っている。
感謝状は、企画財政課の大門千津さん(42)が「『伊豆市に来てほしい』という思いを込めた手作り感謝状を贈りたい」と発案した。昨年度に実施したアンケートで、「自治体からお礼の手紙がもらえるとうれしい」という声が寄せられたことがきっかけという。
伊豆市役所には、最初に提案した人が率先して実行するという「言い出しっぺの法則」が根付いている。感謝状の字体にこだわり、ほとんどを大門さんが手書きした。「感謝 伊豆市」の字は筆ペンで書き、修善寺温泉、天城湯ケ島温泉、土肥温泉といった市自慢の温泉街の説明や、わさび、しいたけといった特産品なども紹介し、パソコンでデザインした。
菊地豊市長も万年筆でお礼の言葉を書き、「地域振興や伊豆市の魅力を高める事業などに活用させていただく」と寄付金の使途を説明している。この文章に添えられた菊地市長の似顔絵も大門さんが描いた。感謝状は5千部印刷し、今年度の寄付者に受領証明書を送る際に同封して届ける。
市によると、寄付金額は右肩…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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