ほとんど森林の山村に移住者続々 経済も行事も自然もハイブリッドに

 上越新幹線高崎駅から車で1時間。群馬県上野村は面積の95%以上が森林だ。そんな山間の村に点在する温泉や道の駅などには若い職員が目立ち、65歳以上の高齢化率45%と思えない。

 その多くは移住者だ。平成以来のIターン定住者は今年8月現在で232人を数え、村の人口1095人の21%を占める。2000年に国立社会保障・人口問題研究所が推計した20年の人口は745人だったので、かなり減少を食い止めた。

 なぜこんなに移住してきたのか。最長3年の生活補給金や結婚祝い金など手厚い支援制度も呼び水だが、村長の黒沢八郎(60)は「村の構想に必要な人材を求めてきた結果」と話す。

 森林資源をフル活用して村内…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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