全国の国公私立大学・短大・高等専門学校のほぼ全校が、後期の授業で対面授業をすることが文部科学省の調査でわかった。ただ、このうち全て対面にするのは19・3%で、80・1%が遠隔授業と併用する。コロナ禍で前期は多くの学校で大半の授業が遠隔になり、学生から対面の再開を求める声が出ていた。
調査は8月25日~9月11日、1060校に実施。7月1日時点の同様の調査では「全て遠隔」が23・8%だったが、今回は寮生活の学生が多いとして集団感染を懸念する地方公立大1校のみだった。通学日数についても、58・4%が「ほぼ全学生が1週間に2日以上」を見込んでいた。
「対面と遠隔を併用」と答えた849校のうち、「おおむね半分以上で対面」は56・4%、「ほとんど遠隔(対面は3割未満)」は19・0%。「実験・実技などは対面」は88・0%、「少人数のゼミなどは対面」が62・3%、「多人数授業は遠隔」は32・5%だった。
前期は家にこもりがちで精神的…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル