クラシック界での能登半島地震への支援の動きが、国内外で広がっている。
ベルギーで元留学生奔走「日本の人々は他人ではない」
金沢の姉妹都市であるベルギーのヘント市で1月21日、チャリティー公演「Noto Japan2024」が開かれた。
古楽演奏の巨匠シギスバルト・クイケンさんら、10人の世界的アーティストが出演した。箏(こと)とサックスによる「春の海」、チェンバロの連弾による「千と千尋の神隠し」など日本にちなんだ楽曲も。バイオリニストの堀米ゆず子さんはバッハの無伴奏作品に万感の祈りを込めた。
企画の中心となったのは、ヘントでピアニストとして研鑽(けんさん)を積んでいるマルー・バンデンフーベルさん、パリ在住のフルート奏者、柴田俊幸さん、そしてベルギー在住の日本人のコミュニティーをつなぐ月刊誌「ベルギー青い鳥」編集長、山本浩幸さんの3人。
バンデンフーベルさんはアニメ好きが高じて日本に関心を持ち、ヘント大学で日本学を専攻した。2018年に来日し、約2年間、神戸大学と北海道大学に留学。その後も日本との縁は続き、昨年11月にも来日し、金沢の友人宅に泊まって再会を喜んだばかりだった。
「金沢は大好きな街だし、日本の人々は私にとってもう他人ではない。少しでも力になれたらという一心でした」
留学中、柴田さんが芸術監督…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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