玄界灘に面する福岡県福津市が、空模様を反射する浜辺を新たな観光名所としてPRしている。まるで海の上に立っているかのような光景をひと目見ようと、問い合わせは海外からも。新名所の名前は、打ち合わせ中に担当者が口にした一言で決まった。
「かがみ」が現れるのは、福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸の三つの砂浜が3キロにわたって連なる海岸線。遠浅で起伏が少ないため、無風など条件がよければ空の景色が海に鏡のように映し出される。こうした光景は干潮の1時間~30分前から楽しめる。
福津市の観光地としては、夕日が海から一直線に差し込む宮地嶽神社の参道が、CMで取り上げられ有名になった。さらなるスポットを探していた観光協会の担当者らが目をつけたのが、南米ボリビアのウユニ塩湖を思わせる光景だった。SNSに地元のゲストハウスが投稿していた。観光ポスターのロケ地に決まったとき、デザイナーが写真を見て「かがみの海みたいですね」と口にした一言に、担当者も「その名前、いいですね!」。こうして新名所「かがみの海」が誕生した。
観光客向けのサイトを3月に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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