徳島県海陽町と高知県東洋町を結んで走る阿佐海岸鉄道の車内に、「さよなら列車企画」の一環として実施した「第5回阿佐鉄フォトコンテスト」の応募作品が展示されている。撮影者の思いが詰まった全40点が、中づり広告のように天井からずらり。乗客がシール投票で「これぞ」という作品を選び、審査に参加できるようになっている。30日ごろまでの予定。
阿佐鉄は線路と道路の両方を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)の運行を今年度中に予定しており、現行のディーゼル車2両はDMVと交代して引退する。2両は、1992年の開業当初から走る「しおかぜ」と、2008年廃止の高千穂鉄道(宮崎県)から譲り受けた「たかちほ」。阿佐東線(海部―甲浦)を定期運行しており、いずれの車両でも全応募作品を見て審査できる。
応募作品は、阿佐鉄の車両が港や田んぼのある風景を走る姿や、JRの車両と並んだ姿、車内の天井にLEDをちりばめた「天の川列車」企画の様子など。撮影者の思いも添えられている。
入賞作品は、乗客による一般審査と阿佐鉄関係者の審査で決まり、11月上旬から、車内で第1回からの入賞作品を展示する予定。(斉藤智子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment