みずほ銀行の支店から現金約5200万円を窃取したとして、警視庁は7日、支店に勤務していた一関晴代容疑者(40)=東京都杉並区=を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。容疑をおおむね認め、「海外旅行や洋服の支払いに充てた」などと供述しているという。
麻布署によると、一関容疑者はみずほ銀行広尾支店(東京都港区)に勤務していた2017年12月下旬~19年4月中旬、行内のシステムを操作し、十数回にわたって支店長が管理する現金計約5200万円を引き出して盗んだ疑いがある。融資担当をしており、個人客から追加のローン申請があったとする虚偽の書類を作成し、上司から現金を引き出す許可を得ていたという。
銀行が不審な引き出しに気づき、19年10月に警視庁に相談した。一関容疑者は03年4月入行の正社員で、事件発覚後の19年10月に懲戒解雇されたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル