国内外の6研究機関が集めた木簡や古文書に書かれた7千種以上の漢字が一括して画像検索できるようになった。各機関の画像データベース(DB)を横断的に調べられる。誰でも利用でき、研究以外にも書道やデザインなどに活用できそうだ。
奈良文化財研究所(奈文研)や東京大学史料編纂所(へんさんじょ)が中心となってサイトをつくった。少なくとも中国・漢代~江戸時代後半の漢字が検索でき、画像数は計約150万件。検索したい漢字を打つと、木簡や古文書の異体字や崩し字のほか、台湾の研究機関が集めた前漢時代の漢字も一斉に表示される。
奈文研によると、研究機関ごとの枠を超えてDB運用するのは世界初の試みで、東アジアの漢字文化圏で最大の漢字コレクションとなるという。
奈文研や東大史料編纂所は、木…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル