それぞれの最終楽章・親としてのがん患者(5)
国立がん研究センター中央病院緩和医療科 小嶋リベカさん
40代の男性Eさんは5年前に皮膚がんと診断され、薬物療法を続けました。1年前にリンパ節への転移が分かり、根治が難しい状況に。それまでは11歳の長男にだけ病気のことを伝えていましたが、奥さんから7歳の次男も理解できるかと相談を受けました。
7歳なりの理解はできます。ただ一度に全てを伝える必要はありません。ポイントは二つ。入院や子どもの送り迎えができなくなるなど「生活に変化が起きるタイミングを選び」、子どもから質問があれば「子どもが使う言葉で答える」です。生活面では習い事など子どもの日常をできる限り維持することも大切です。
前回お伝えした「3C」も念頭…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル