もはや「みそぎ選挙」は成立しない 疑惑の政治家たちと民意とのズレ

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聞き手・田中聡子

 政治とカネの問題や不祥事が発覚した政治家は、次の選挙が「みそぎ選挙」とされることがあります。当選すれば許されたことになるのでしょうか。詩人の水無田気流さんは、「もはや、みそぎ選挙は成立しない」と指摘します。話を聞きました。

手続きとしての選挙

 選挙で勝てばみそぎは成立するのか――。この問いは、ファンクショナル(機能的)な側面と、エモーショナル(情緒的)な側面の両面から考える必要があります。

 ファンクショナルな側面としては、不祥事や汚職などがあった政治家が、政界にいることを継続する手続きとして選挙を捉えることができます。日本の議会制民主主義のシステム上の手続きを一応ふんではいるわけです。

「納得していない」という民意

 一方、エモーショナルな側面…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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