2016年に殺傷事件が起きた相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で、東京パラリンピックの聖火が採火されることが31日、発表された。全国で880超ある場所の一つだ。市側は「事件を風化させず、誰ひとり取り残すことのない共生社会実現への誓いを込めたい」としているが、遺族に連絡を取らずに決めたことやふさわしい場所なのかに異論も出ている。障害がある人の暮らしを追った作品を撮り、事件で重傷を負った尾野一矢さんと交流を続ける映画監督の宍戸大裕さん(38)は「言葉を失った」と憤る。その思いを聞いた。
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津久井やまゆり園は19人が殺され、27人がけがを負わされた場所です。人を弔い、悼む場であり、どんなメッセージであれ、決意を発信するために利用していい場所ではない。よりによって、スポーツのお祭りであるオリンピック・パラリンピックにつなげる理由が見つかりません。
「『共生社会なら…』は、あまりに浅はか」
「共生社会なら、やまゆり園」…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル