相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件で、初公判を前に犠牲になった女性(当時19)の名を「美帆さん」と明かした母親がいた。その母親ら遺族の代理人弁護士を務めたのが滝本太郎弁護士(63)だった。
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滝本弁護士が受任したのは昨年11月。横浜地裁は申し出があった被害者について、特定事項を秘匿すると決定していた。美帆さんの遺族も、「姓名全てを法廷で明かすか、もしくは、記号を使った呼称を受け入れるか」の二択を迫られた。記号の呼称を受け入れることにどうしても納得がいかない母親と兄は、滝本弁護士に相談したのだった。
滝本弁護士は「母親は単に名前で審理をしてもらいたいというだけではなかったんです」と明かす。
公判前整理手続きを経て、裁判の争点は量刑、それも刑事責任能力の有無や程度に絞られていた。
それを聞いた母親は「19人が…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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