やまゆり遺族「幸せか?」 問われた被告、また差別発言

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者ら45人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われている元職員植松聖(さとし)被告(30)の公判が5日、横浜地裁(青沼潔裁判長)であった。被害者参加制度を使って被害者の肉親2人が被告への質問に立ち、事件への反省を求めたが、被告は障害者に対する差別的な発言を繰り返した。

 息子が重傷を負った尾野剛志(たかし)さん(76)が「あなたの言葉で謝罪してほしい」と求めると、被告は大きな声で「誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。「気持ちは受け止めるが、許すこともできない」と畳み掛けると、「仕方ないと思います」と応じた。

 「(障害者の家族は)悩みながらも子育てして、小さな喜びを感じている。その喜びを奪った」と思いをぶつけると、被告は「いたたまれないです」とつぶやいた。

 尾野さんは「今、幸せか」とも…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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