選択的夫婦別姓について話し合うイベントが22日に東京都内で開かれ、登壇したタレントのりゅうちぇるさんは「別姓でいろんな問題が出てきたとしても、話し合いをへてより(パートナーとの)絆は深まると思う」と述べた。 イベントは、中高生など若者世代と政治・社会をつなぐことを目指す「学校総選挙プロジェクト」の一環。同プロジェクトに取り組むCCCマーケティングなどが、11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて企画した。 タレントのりゅうちぇるさん、クリエイティブディレクターの辻愛沙子さん、参院議員の音喜多駿さん(日本維新の会)が登壇し、選択的夫婦別姓をめぐってそれぞれの思いを語った。
「付き合っている段階から話し合いを」
タレントのぺこさんと結婚し、2歳の子どもを育てているりゅうちぇるさん。結婚に伴い、妻のぺこさんがりゅうちぇるさんの姓に変更した。 りゅうちぇるさんは自身の体験について、「結婚する前からどうしたいかを話し合っていた。僕たちはお仕事も芸名でやっているので、僕の名字でいっかという感じでそこまで重く考えていなかった。自然な流れで決めていきました」と振り返った。 日本の現行制度では、法律婚の場合、男女のどちらかの姓しか選べない。 りゅうちぇるさんは、名字をめぐるパートナーとの対話に関して「結婚を意識してからでは遅いと思っていて、付き合ってた時から、お互い将来を一緒に歩んでいくのであれば、一番話し合っておかんといけんところかなと思います」と話した。
7割以上が「賛成」だが…
選択的夫婦別姓をめぐっては、全国で7割以上が「賛成」と答えたことが、研究者と市民団体の合同調査で明らかになった。若い世代を中心に賛成の声は高まっている一方で、「家族の絆が壊れる」といった反対意見も根強い。 これに対し、りゅうちぇるさんは次のように持論を展開した。 「僕たち(夫婦)の場合は、名字ごときで絆が壊れるなら結婚してねーよと思う(笑)。子どもが生まれて、別姓でいろんな問題が出てきたとしても、話し合いをへてより絆は深まると思う」 「名字が違うことによって絆が深まらないんじゃない、という意見ももちろん分かるんですけど、でも僕たちみたいな名字ごときでそんな変わらないよって思う強い夫婦もいるっていうこと。本当に人それぞれだと思います」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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