臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺の塔頭(たっちゅう)・東林院(とうりんいん)(京都市右京区)で13日、夜間拝観の「梵燈(ぼんとう)のあかりに親しむ会」が始まった。西川玄房住職(84)が粘土を焼いて手作りした梵燈や古瓦の上で約800本のろうそくの火がともり、白砂や苔(こけ)の庭を柔らかに照らした。
禅の教えを説く禅語の「万里清風秋(ばんりせいふうのあき)」も明かりで表現した。西川住職は「煩悩を打ち払えば、心の中に清風が吹く。そんな気持ちで見ていただければうれしいですね」と話した。27日まで。拝観料は700円(税込み)。問い合わせは東林院(075・463・1334)へ。(西田健作)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル