岐阜県高山市。連休中ともなると、多くの人で賑わうはずの古い町並みですが…。
観光案内所の職員:
「連休ですから本来ならばもっとたくさんの方がいらっしゃいますし、お客さんが減っています」
いつもは混み合う団体バスの駐車場は空きが目立ち、駐車待ちの車列ができるはずの駐車場も24日は「空車」の表示ばかり。
観光客を乗せて街を走る人力車のスタッフも…。
人力車のスタッフ:
「かなり(観光客が)減りましたね。町の中も少なくなったしお店に入る方も少なくなったと聞いております」
中国人の姿はなくなり、日本人観光客も例年と比べ3割減ったといいます。
観光客:
「計画してあったから娘と一緒に(来た)。マスクと手洗いうがいは一応やってますけど」
別の観光客:
「こんなに人通り少ないんだなって」
21日には新型コロナウイルスの感染者が高山市内に滞在していたことが分かり、感染への心配がさらに身近となった高山。
合掌造りなど農村の暮らしを再現した「飛騨の里」では…。
飛騨の里 西倉館長:
「キャンセルも今日きてますよ、台湾の方。2月に入ってからは20%を超えるほど、入館者そのものが減ってます」
責任者は、風評が広がり観光客がさらに減るのではと先行きを心配しています。
西倉館長:
「いつ、どういう方がみえるか分かりませんので、ちょっと厳しいですかねこれから。(春の高山)祭りまでにはなんとかしてほしいなと、地元の高山の人間としてはそう思います」
とどまることなく広がり続ける新型コロナウイルスは、3連休で大勢の集客を見込んでいた東海地方の観光やイベントに大きな影を落としました。
連休初日、名古屋・栄にオープンした「ミツコシマエ ヒロバス」
(リポート)
「名古屋栄で新しくオープンする広場のイベントが開かれていますが、ステージ上のイベントなどは中止となりました」
スポーツをコンセプトに作られたイベント広場では、オープニングの呼び物だった伊勢市出身の金メダリスト・野口みずきさんのトークショーなどのイベントは、健康と安全を配慮して中止に。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース