アクセス悪すぎる博物館 Zoomで気づいた新たな活路

 新型コロナウイルスの影響で休館を余儀なくされた岐阜県飛驒市の博物館「飛驒みやがわ考古民俗館」が5月、無料のオンラインツアーを開催したところ、予想を大幅に上回る約200人が参加した。年間入館者数の約3分の2に相当し、企画した学芸員も驚く盛況ぶり。アクセスの悪さに悩んできた山あいの小さな博物館が、思いもかけなかった活路を見いだした。

 大型連休中の5月3日、考古館からテレビ会議システム「Zoom」を使ったオンラインツアーに全国の縄文ファンらが見入った。同館は男性器を模した縄文時代の石器「石棒」1100点以上を収蔵。数センチから1メートルを超える巨大なものまであり、国内屈指の数だ。

 飛驒市文化振興課職員で館の学…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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