新型コロナウイルスワクチンの接種直後に死亡した愛西市の飯岡綾乃さん(当時42)について市の医療事故調査委員会は26日、最終報告書を公表し、アナフィラキシーの対応などがされなかった集団接種会場の医療体制について「改良の余地がある」と指摘した。遺族は悔しさをにじませた。
「家の中で一人になって、すごくつらくて。寂しさには慣れません……」
夫の英治さん(45)はこの日、苦しい胸の内を明かした。「なぜ妻が亡くなったのか」。死に至る経緯や理由を求めてきた。
看護師はアドレナリンの注射を準備したが…
公表された最終報告書によると、飯岡さんの直接の死因は「急性呼吸不全及び急性循環不全」。検査結果をふまえ、これらの発症にアナフィラキシーが関与していた可能性があったと指摘された。
現場では当時、アナフィラキ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル