北海道富良野市がふるさと納税で費用を集めて制作したテレビアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」富良野編をめぐり、同市議会の決算審査特別委員会が15日、21年度の一般会計決算を不認定とした。「富良野のイメージを落とすような内容が含まれていた」と、一部の議員が主張したためだ。すでに執行された予算に関する不認定で、事業そのものには影響ない。
決算特別委での不認定を受け、市議会は30日の本会議でも審議、採決をする。
作品は約24分で、主人公の「邪神ちゃん」は半身人間、半身蛇の悪魔という設定。ブラックな笑いも織り込まれており、これまで道内では千歳、帯広、釧路各市とも提携してコラボ作品を作ってきた。
市議会事務局によると、一部の議員が問題視したのが、多額の借金を背負った邪神ちゃんが「臓器を売って返済する」と決意した描写だという。その後に友人たちと富良野で遊びたおすという筋書きで、今年9月1日未明にUHB北海道文化放送で放送された。
市によると、邪神ちゃんを活…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル