東京地検特捜部は10日、東京都渋谷区のアパレル会社「GLAD HAND」前代表取締役の幸田大祐(41)=同港区=と元社員の広山寛治(40)=同杉並区=の両容疑者を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。関係者によると、特捜部は別の元社員と司法取引で合意しており、制度の適用は3例目。幸田容疑者が犯行を主導し、虚偽の帳簿を作らせていたという。
発表によると、2人は7月中旬~8月中旬、世田谷区の同社事務所で5回にわたって売上金計約500万円を着服した疑いがある。関係者によると、幸田容疑者が店長だった広山容疑者ら部下2人に指示し、商品を割引販売したと偽って差額を着服。現金は金庫で保管し、実際の売上額から着服額を差し引いた虚偽の帳簿を作らせていたという。
特捜部は部下の元社員1人と司法取引で合意。この元社員は実際の売り上げを記した書類やメールを提出して捜査協力したという。
民間調査会社によると、同社は2005年設立。同社の服飾品は若者に人気があり、セレクトショップなどで販売されている。
■司法取引の初適用と2例…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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