東京都八王子市で4月、賃貸アパートの外階段が崩れ住民が転落死した事故で、同じ業者が施工した他のアパートのうち、少なくとも5棟の外階段で腐食や腐食を疑わせる事例があったことが朝日新聞の取材で分かった。業者が2010年度以降に施工したアパートは、東京都と神奈川県で計166棟あったという。
この業者は相模原市中央区の則武地所。死亡事故を受け、国土交通省は同社が施工した2階建て以上のアパートで外階段のあるものを調査するよう、両都県に求めていた。
自治体関係者によると、八王子市の少なくとも4棟で、外階段に腐食の疑い事例が見つかった。神奈川県厚木市の1棟でも外階段で腐食が確認された。今回の事故があったアパートは、外階段の木製の踊り場が腐食したために崩落したとみられている。新たな5棟の中にも、木造の部品が腐食した建物があったという。
両都県によると、同社が10…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル