山崎毅朗、吉田啓
31日午前2時50分ごろ、北九州市小倉北区上到津4丁目の木造2階建てアパートから出火し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。他に男女3人が救急搬送され、うち男女2人はやけどを負って重傷という。
県警によると、午前2時50分ごろに近隣住民から「アパートの1階から火が出ている」と119番通報があった。火は約4時間半後に消し止められたが、性別不明の2人の遺体がそれぞれ建物の1階と2階で見つかった。1階に住んでいた80代女性と、2階に住んでいた60代男性と連絡が取れておらず、遺体の身元を調べている。
重傷で搬送された男女2人は搬送時に意識があったという。もう1人搬送されたのは近くに住む女性で、避難時に体調不良を訴えたという。
アパートはJR南小倉駅から西に2キロほど離れた住宅街にあり、1階に1世帯3人、2階に1世帯1人がそれぞれ住んでいたという。
このアパートの大家で近くに住む女性(84)によると、8部屋のうち2部屋に計4人が住んでいた。1階の男性が2階に住む一人暮らしの男性の世話をし、4人で食事するなど家族のように生活していたという。
アパートは1963年ごろに女性の父が建てたものだという。アパートの隣に住む妹から携帯で火事の連絡を受け、着の身着のままで急いで様子を見に行ったが、すでに炎が高く上がっていた。妹も病院に搬送されたという。(山崎毅朗、吉田啓)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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