東山動植物園(名古屋市千種区)は10日、アフリカゾウの「ケニー」(メス)が同日夕、死んだと発表した。ケニア生まれの推定46歳。1975年に来園し、45年間を同園で過ごした人気者だった。
園によると、同日朝、飼育員がえさの木の枝が残っているのを見つけた。獣医師が診断。安静にしていたが午後4時ごろ横になり、15分後に死んだ。死因を調べている。
体重は推定4トンで体長約3・6メートル。性格は優しく、カボチャが好きで一口で食べた。飼育員の号令で、来園者の前で鼻をあげるなどして人気があった。園のアフリカゾウは09年以降、ケニーだけだった。園は12~30日、北園アフリカゾウ舎前に献花台を設ける。
アフリカゾウは陸上の哺乳類で最大の生き物で寿命は約60歳とされる。国内では19年末現在で31頭が飼育されている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル