ボクシングやアメリカンフットボール、交通事故などで頭に衝撃を受けると、数年から数十年して認知機能が低下したり、手の震えのような運動障害が出たりする――。これまで「ボクサー脳症」などとして経験的に知られていた脳障害で、患者の脳に蓄積される異常なたんぱく質を可視化することに日米のチームが相次いで成功した。脳障害を早期に診断できるようになると期待される。
頭に繰り返し衝撃を受けるスポーツ選手は、引退して長い時間がたってから脳障害の症状が出ることがある。患者が亡くなった後に脳を調べると、「タウ」と呼ばれるたんぱく質が多くたまっていることがあったが、患者が生きている間に調べることは難しかった。
米ボストン大などのチームは、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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