角詠之
航空会社スカイマークは19日、福岡空港の60代の男性整備士が法令で義務づけられたアルコール検査を忘れて整備にあたっていたと発表した。この整備士が同日に担当した整備がやり直しとなり、福岡発着の計4便に最大2時間5分の遅れが出て約700人に影響があった。
同社によると、男性整備士はこの日朝、自宅を出る前と出社後に第三者立ち会いのもと自主的に検査をした。アルコールは検知されなかったが、作業前の法定検査を失念したまま、1時間以上にわたって整備を実施。その後、整備責任者が検査記録に記載がないのに気づいて発覚した。
洞駿・代表取締役社長は「お客様、ご関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたします」とのコメントを発表した。同社は今年2月、別の整備士が酒気を帯びた状態で機体の整備にあたり、記録を偽造していたなどとして懲戒解雇処分にしたと発表している。(角詠之)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル