すみれForever:13
宝塚歌劇団の元雪組トップスター水夏希(みずなつき)さんは、2014年にタンゴの魅力に目覚め、その道を究めてきました。今年6月に、タンゴに特化したアルバム「NATSUKI MIZU EN BUENOS AIRES」を出します。
宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元花組トップスターの春野寿美礼さんから、水さんへ
――タンゴとの出合いは。
14年に出演したショー「アルジェンタンゴ」ですね。そこから機会をつないでいただき、ここまでやってきました。宝塚の公演でも、時々タンゴの曲は登場しますし、とても格好いいのでいつかやってみたいなと憧れていました。
寄り添うだけではおもしろくない、というのがタンゴの魅力。男性のサポートの中で、相手に頼りすぎず自立して踊る。「強い女性」の魅力があります。
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ただ、最初は男役のくせが抜けず、よく「リードしないで」「1人で踊らないで」と言われていました。今もパートナーのリードに合わせて踊ることに四苦八苦しています。
いずれは個人個人が独立して、お互いに影響しあって一つの踊りをつくるという境地まで持っていきたい。相手の踊りを感じとって自分に取り込むという、そのときにしか生まれないダンスを目指していきたいです。
男役を18年やっていたので、キメとかアクセントはお手の物。そうしたダンスの見せ方は、宝塚での経験が生かせるんじゃないかなと思っています。
――今回のアルバムは、タンゴの本場・アルゼンチンで収録したそうですね。
1年前に、アルゼンチンの演奏グループ「フェデリコ・ペレイロタンゴクアルテート」とステージでご一緒させていただき、「CDを作りたいね」というお話しになったのです。
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今年2月に地球の裏側のブエノスアイレスで再会して、2日間録音をしました。現地を訪れて改めて、タンゴはすごく生活に根付いた音楽なんだなと感じました。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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