いつもの先生とテレビで学習、居酒屋がお昼にお弁当販売……。新型コロナウイルス対策として臨時休校となる中、普段とは違う長い休みを過ごす子どもたちやその保護者をサポートしようと、工夫をこらした取り組みが広がっている。
子どもたちの学習をサポートしようと、長野県小諸市のケーブルテレビが9日から「プラスSTUDY!」という番組の放映を始めた。相次ぐイベントの中止で空きの出たニュース枠を活用し、市内の小中学校の先生たちに学習のポイントを解説してもらう。
「きょうは分数の勉強をしましょう」。市立坂の上小学校。6日午後、児童のいない2年1組の教室で、担任の鷹野絵理先生がちょっと緊張した顔でテレビカメラに語りかけた。青や赤の紙を折ったり切ったりしながら「二つに分けたうちの一つ分はこう書きます」と黒板に「1/2」と書いていく。
9日に放映された初回分の収録風景だ。鷹野さんは「子どもたちの反応がないのでやりにくかった。分数の基礎は大切なので、おうちでしっかり勉強してほしい」。
企画したのは「コミュニティテレビこもろ」。空いたニュース枠をどう埋めるかで悩んでいた時、入社1年目の社員から「不安なまま過ごす子どもたちをサポートしたい」と声があがった。市教育委員会に持ちかけ、市内の小中学校全8校の協力を得ることができた。
対象は小学1年~中学2年。小…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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