真っ白く冠雪した姿をだれしも思い浮かべる冬の富士山だが、静岡県側では年の瀬が押し迫っても全く雪のない状態が続いている。静岡地方気象台の観測では、県内は12月にほとんど雨が降らず、静岡市の25日までの降水量は0・0ミリ。厳寒の富士山頂でも空気が乾燥して雪にならないようだ。
田貫湖畔からの富士山の眺めが美しい「休暇村富士」(富士宮市)の支配人によれば、常連客からは「年末に雪がないのは初めてで驚いた」という声が出ているという。「でも、冬の澄んだ空気で大沢崩れの男性的な姿がくっきり見えます」とPRしている。(六分一真史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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