イモトアヤコさんら、聖火ランナー辞退 越境訪問を懸念

東孝司

 鳥取県平井伸治知事は22日の会見で、東京五輪聖火リレーで県内ランナーに決まっていたタレントのイモトアヤコさん、バルセロナ五輪マラソン銀メダリストの森下広一さんが、参加を辞退したと明らかにした。イモトさん側からはコロナ禍の中で越境して鳥取を訪れることへの懸念、森下さん側からは所用の関係と伝えられたという。

 鳥取県でのリレーは5月21、22日。県は沿道が密になるのを避けるため、著名人が公道を走ることを避けるよう大会組織委員会と協議していた。平井知事は「県の問題提起と辞退との関係はわからない。2人が悩まれて、難しい選択をされたと思う」と述べた。

 イモトさんは旧岸本町(現伯耆町)出身。バラエティー番組で標高8千メートル級の山に登ったり、チャリティーマラソンで女性ランナーとして100キロ以上を走りきったりした実績から、県が推薦していた。森下さんは八頭町出身。(東孝司)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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