イワシ漬け丼、デカ盛りパフェ…銚子のソウルフード公開

高木潔

 千葉県銚子市観光協会が銚子の観光や食の魅力を5分35秒の動画にまとめ、ユーチューブで公開した。コロナ禍で遠方への旅行ができない県内や県近郊の人たちに旅行先として選んでもらおうと制作した。銚子のソウルフード郷土料理)や若者に人気のスポットも盛り込まれた。

 動画は「銚子浪漫帰行 100年後に残す記憶」(ユーチューブで「銚子浪漫帰行」で検索)。大正ロマン風で、空中映像なども活用した。

 女性ユーチューバーのコロモさんが100年前の大正時代から現代の銚子にタイムスリップし、地元の人の案内も得て観光や食を楽しむというストーリー。観光庁によるコロナ禍での「魅力的な滞在コンテンツ造成」の実証事業に応募し、補助金を得た。

「ぜひ銚子に来てと言えないので…動画で」

 犬吠埼灯台や屛風ケ浦、地球の丸く見える丘展望館といった主要な観光地や、キンメダイの刺し身やイワシの漬け丼などの定番料理をくまなく紹介。さらに郷土菓子の「木の葉パン」やデザートの「デカ盛り」で近年人気のアメリカンレストランも登場する。

 メイキング映像も交えた別バージョン(「銚子浪漫帰行 ロケ地ガイド」で検索)も公開中。市民に人気のカレー店やラーメン店などのB級グルメも紹介し、本編と合わせて楽しめる。

 市観光協会の高倉宏幸常務理事は「この時期にぜひ銚子に来てくださいとは言えないので、コロナ終息を待つ間、動画で銚子を楽しんでほしい」と話す。(高木潔)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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