厚生労働省は28日、インフルエンザの発生状況を公表した。17日から23日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約18%減の定点当たり6.12人で、4週連続で減少した。【新井哉】
都道府県別では、北海道が16.31人で最も多く、以下は石川(13.0人)、大阪(10.98人)、岩手(8.95人)、愛知(8.81人)、奈良(8.33人)、兵庫(8.31人)、沖縄(7.76人)、滋賀(7.75人)、三重(7.44人)、埼玉(6.99人)、京都(6.92人)、岡山(6.87人)、群馬(6.64人)、愛媛(6.59人)、長野(6.36人)、新潟(6.28人)などの順だった。45都道府県で前週より減った。
この週に全国の医療機関を受診した推計患者数は、前週より約6万1000人減の約20万2000人で、年齢別では「5-9歳」が約7万4000人で最も多かった。今シーズン(2019年9月以降)の全国の累計受診者数は約695万4000人となった。
入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比142人減の195人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が21人、「ICU入室」が12人、「人工呼吸器の利用」が11人いた。
ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が76%で最も高かった。B型は23%、AH3亜型は1%だった。
CBnews
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