使用済みのインフルエンザ検査キットを滅菌処理をせずにショッピングセンターのごみ箱に捨てたとして、警視庁生活環境課などは25日、廃棄物処理法違反の疑いで、東京都北区の男性医師(63)を書類送検した。医師は容疑を認め、「滅菌が面倒で、ごみ処理に金をかけるのももったいなかった」などと供述している。
同課によると、医師は検査キットの使用済みの綿棒を滅菌せずにチラシで包んだ上でポリ袋に入れ、投棄していた。一緒に捨てていた紙くずに医師が営む江戸川区内の診療所名が記載されていた。
使用済みの検査キットは二次感染の恐れがあるため、廃棄物処理法上の「特別管理産業廃棄物」に指定されている。滅菌して専用の袋に入れるなどして捨てるか、処理業者に委託する必要がある。
書類送検容疑は2月18日、江東区内のショッピングセンター屋内のごみ箱に、滅菌していない検査キットの綿棒計89本などを捨てたとしている。
同課によると、医師は昨年2月ごろから、診療所近くのごみ置き場に検査キットを投棄していたという趣旨の供述をしている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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