高橋俊成
名古屋出入国在留管理局で約2年前に亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)を巡る国賠訴訟の弁論が12日、名古屋地裁であり、死亡当日の様子などを記録した監視カメラの映像が上映された。上映は前回6月の弁論に続き2回目。
対象となったのは、国側が証拠提出した5時間分の映像の一部。この日は、入管の看守がウィシュマさんに繰り返し声をかけても全く動かない様子など体調が深刻化した状況が法廷の大型モニターに映し出された。
一方、着替えの様子や死亡直前の姿などが映った一部の場面は、傍聴席からは見えないように配慮する措置が取られた。その理由について、裁判所は「支障がある」と説明した。(高橋俊成)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル