名古屋出入国在留管理局で昨年3月に収容中のスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題を巡り、遺族側は31日、名古屋地検の事件記録を閲覧した結果を明らかにした。今年2月の医師の鑑定書には食欲不振による脱水と低栄養などが影響し、多臓器不全に至ったとの記載があったという。遺族側によると、死因が明らかになったのは初めて。
ウィシュマさんの死因について、出入国在留管理庁が昨年8月にまとめた調査報告書では「病死と認められるものの、死亡に至った具体的な経過を特定することは困難」との表現にとどまっていた。
遺族側はこの日、昨年4月に作成された司法解剖に伴う鑑定書のほか、今年2月の別の医師による鑑定書などを閲覧した。昨年の段階では死因の特定に至っていなかったという。
ウィシュマさんの死亡を巡っ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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