新型コロナウイルスとの戦いが長引き、「共生」が言われるようになった。だが、ロックファッションでも知られる生態学者の五箇公一さん(55)は、「排除」の必要性を訴える。人間は自然との距離をどう取るべきなのか。(編集委員・石井徹)
視聴回数が12万回を超えたユーチューブ動画「新型コロナウイルス発生の裏にある“自然からの警告”」で、五箇さんは外来生物と新型コロナの似た点を指摘する。
「ウイルスが生きものかどうかとの議論はあるが、生物界にいる寄生体として見れば一緒。人間の自然破壊などによって、本来の生息地から移動させられたのが外来生物で、目に見えない外来種が病原菌やウイルスなど。彼らにもすみかがあり、本来の生態系の中ではおとなしいが、違うところでは天敵や免疫がないので、どかんと増える」
生態学者の五箇さんが訴えるコロナの「排除」。それは、人間のもろさを自覚し、環境に配慮することにつながると主張します。
グローバル化に伴い、外来生物…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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