ロシアによるウクライナ侵攻の戦火を逃れ、日本に帰国した降籏英捷(ふりはたひでかつ)さん(78)の住まいが、旭川市内の道営住宅に決まった。13日、公開された。降籏さんは「住宅を準備してくれた方々に感謝したい」と述べ、今後について「長年ウクライナで暮らしていたので、葛藤はあったが、日本に永住帰国したい」と語った。
降籏さんは、日本統治下の南樺太(現ロシア・サハリン)で終戦を迎えた。帰国できずにソ連国籍を取得し、20代のころにウクライナへ移住した。暮らしていたのは首都キーウ(キエフ)の西約130キロにあるジトーミル。ここも攻撃を受け、孫娘らとポーランドに逃れた。すでに永住帰国している兄や妹らが住む北海道に避難することを決意し、3月19日に帰国し、旭川市の妹宅に身を寄せていた。
新居は3LDKで、無償で提…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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