焼けただれた街やおびえた人々の姿に「何もできない」と感じるより、子どもが日常を描いた絵を見て平和への願いを確かめ合いたい。そう考えた聖心女子大(東京都渋谷区)の2人の教授が、ウクライナとロシアの子どもが描いた絵画展を企画した。両国の絵を集めたのは「子どもの表現には国の隔たりがない」と伝えたかったからだ。
お父さんやお母さんの顔、星空、サーカスのバレリーナ、雪の街、スケート……。聖心女子大4号館のエントランスにウクライナとロシアの子の絵18枚ずつが展示されている。七夕の短冊も用意され、平和への願いを書いて飾れる。
企画したのは、同大グローバル共生研究所。担当したのは、現代教養学部教育学科の永田佳之教授(教育学)と水島尚喜教授(美術教育学)だ。
戦争の映像に「何もできない」「いたたまれない」
2月、ロシアがウクライナに…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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