ウクライナの戦時下と日常、日本人写真家撮影 スパイに間違われつつ

 避難先で大事そうにスケートボードを抱える女子学生、爆撃されたマンション前の広場で遊ぶ子どもたち――。写真家の児玉浩宜さん(38)は、戦時下のウクライナに約1カ月滞在して各地の様子を撮影してきた。

 ロシアの侵攻が始まったのは2月24日。児玉さんは3月3日、ルーマニアを経由してウクライナ西部に入った。3月下旬、初めて首都のキーウ(キエフ)に入った際は安全を考慮し、14時間で離れた。1週間後の3月下旬から4月にかけてはキーウに1週間滞在した。前回は遠くで絶え間なく聞こえた銃撃音や爆発音が和らいでいた。

 自転車の技術を練習していたカップルに出会い、撮影した。どこの国にもいそうなごく普通の二人。避難しない理由を尋ねると「恋人と離ればなれになりたくない」と返ってきた。「どうやってこの街で生き延びていくか。そればっかり考えている」と話していた。

 人気のないがらんとした広場…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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