今村建二
熊本県人吉市出身のタレント、内村光良(てるよし)さん(58)が豪雨で被災したふるさとを舞台に撮影した短編映画「夏空ダンス」(47分)がいよいよ一般公開される。内村さんは14日、人吉市役所を訪れ、松岡隼人市長に映画の完成を報告した。
作品は、ダンサーを夢見る女子高校生が恋や進路に悩みながら、ひと夏を通じて成長していく青春物語。
監督の内村さんは、市役所勤務の父親役で出演もした。「昨年8月の撮影開始も市役所、設定も市職員、今日の報告もここ。もう少し頑張ったら本当に市の職員になれるかも」と話し、笑いを誘った。その上で「線状降水帯や台風が発生する嫌な季節になった。まずは日々を無事に過ごしていただいた上で、安全が確保されたら、ぜひ見にきてほしい」と話した。
24日に人吉市の人吉カルチャーパレス小ホールで開かれる「くまもと復興映画祭 球磨川特別編」で、全国に先駆けて一般公開される。上映は午前10時15分から。内村さんも出席し、観客と交流する。30日からは2週間限定で、熊本、福岡、佐賀各県内のイオンシネマで上映される。(今村建二)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル