ウッチャン映画「夏空ダンス」完成 故郷で試写会、後輩にエール

 熊本県人吉市出身のタレント、内村光良(てるよし)さん(58)が豪雨で被災したふるさとを舞台に撮影した短編映画「夏空ダンス」(47分)が完成し、27日夜、人吉市で試写会が開かれた。撮影に参加した地元の住民や内村さんの母校・人吉高校の3年生ら約250人が映画の完成を喜んだ。

 作品は、ダンサーを夢見る女子高校生が恋や進路に悩みながらも、ひと夏を通じて成長していく青春物語。内村さんは市役所に勤める父親役で出演する。

 全編人吉球磨地方で撮影。仮設住宅がある市内の公園や、橋桁が流されたJR肥薩線の第二球磨川橋梁(きょうりょう)など被災の現場が随所に登場する。

 内村さんがふるさとで撮影したいとの思いを強くもったのは2020年7月の豪雨がきっかけという。実家が床上浸水し、両親は屋根裏への避難を余儀なくされた。

 復興に向けた動きは少しずつ進み始めている。だが中心街でもまだ荒れ地が目立ち、かつてのにぎわいにはほど遠い。そんな風景を「なんとか残したい」と思ったという。

 試写後には、会場の高校3年…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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