ウトロ地区で放火事件判決の報告会 「差別と明言してほしかった」

 在日コリアンが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区で4日、放火事件判決の住民報告会があった。

 昨年8月30日、住民運動に使った立て看板などを保管する空き家が放火され、民家を含む計7棟が全半焼した。京都地裁は先月30日、奈良県桜井市の無職被告(23)に求刑通り懲役4年を言い渡した。

 被害者弁護団の豊福誠二弁護士が判決を解説。住民の活動拠点が失われ、象徴とされる立て看板などが焼失▽精神的苦痛も大きい▽在日韓国朝鮮人という特定の出自を持つ人々への偏見や嫌悪感などに基づく身勝手な犯行▽民主主義社会で到底許容されない、との指摘を評価した一方、差別に言及しなかった点を不十分だとした。

 現場向かいに住む白岩一宏さ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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