新型コロナウイルス感染拡大に振り回された2020年は、人と人との関係が見直された年でもあった。人との付き合い方はどう変わったのか。活動が一変したという声優・中島由貴さんが、中島由貴さんが、コロナ禍で力を注いだファンとの交流方法と、地元への思いを語ってくれた。
昨年12月上旬、東京・秋葉原のホビーショップ。歌手デビューを控えた声優・中島由貴さんのCDアルバム発売を記念するイベントが開かれていた。ファンと会うのは約4カ月ぶりだ。
ツイッターのフォロワー数は25万人を超え、多くのファンに支えられている。「お話ししているとすごく元気になれるし、自分のやってきたことを届けられていると実感できる。かけがえのない人たちです」
これまで、握手会やライブなど、顔が見える中でファンと交流してきた。しかしコロナ禍で、活動は一変した。ファンとのイベントは中止が相次いだ。「直接お会いした方が、表情などからどう思っているかが感じ取れる。それがなくなってしまったのは寂しい」
その中で力を注いだのが、オンラインでの交流だった。動画配信アプリの活用もその一つ。「内容は近況報告や、時にはくだらない雑談など。けれど、ゆっくり、ゆったりした時間をお届けできるのは配信ならでは。リアルで会えないファンの方々に楽しんでもらえたら、という気持ちでやっています」。できる時間を見つけては、取り組んでいるという。
他にも、さまざまなネット上のツールを使っている。ツイッターやブログ、ユーチューブなどを日々更新して情報を発信。寄せられたコメントや、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組へのメッセージ、事務所へ届いた手紙などにもできる限り目を通している。「ファンの方がどう思っているかわかって、私も安心します。そういう関係性の方が好きなんです」
コロナ禍の昨年は、「計画して…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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