台風の名前と言えば、「1号」「2号」といった発生順につく番号だ。だが実は、この番号とは別の呼び名もある。最近では、ハイクイ、キロギー、インニョンといった聞き慣れない名が付いた。誰が、どうやって決めているのだろうか。
気象庁によると、北西太平洋や南シナ海で発生した熱帯低気圧は、最大風速が17・2メートル以上になると、台風と呼ばれる。毎年約20~30の台風が発生しており、混同を防ぐために、毎年1月1日を区切りに発生順の番号を付けている。ただ、この「番号呼び」は日本独特だという。
日本以外の周辺国で一般的に使われるのは、「アジア名」だ。以前は米国が人名を付けていたが、2000年から日本など14の国と地域による政府間組織「台風委員会」が、名前を付けるようになった。名前を統一することで、混乱を防ぐだけでなく、なじみのある言葉であれば防災意識を高められるとの狙いがある。
名付け方さまざま 「引退」するケースも
14の国と地域が10個ずつ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル