クーラーから涼しい風が吹いている最中…、突然赤い炎と、真っ黒な煙が!
NITE・製品評価技術基盤機構が公開した、火災事故の啓発映像の様子です。電源コードが、適切に接続されていなかったことで、火と煙が出てしまいました。
NITEによると、こうしたエアコンや扇風機による火災の半数は、毎年6月~8月に起きる傾向があり、ここ5年間で7人が死亡しています。
ウチはちゃんと使っているから大丈夫!と思っている方も、他人事ではありません。扇風機も長年使用していると内部が劣化してきて、発火する恐れもあるというのです。
電化製品を使う時、危機意識を持っているか、街の皆さんに聞いてみると…?
女性:
「炊飯器は10年以上たってた。コンセントから発火したことある。スイッチいれたら煙が出てきてボワ~ってなって。もうスイッチ入らなくなって使えないからそれで終わり」
男性:
「僕は扇風機、40何年使ってた。耐用年数を超えてなくて事故になったら、それはメーカーにも責任はありますよね」
女性:
「10年は使いたい。10年使って火が出たら仕方ないなって思うんですけど」
連れの女性:
「保証書で『何年かは保証する』っていうのが過ぎたら、ひょっとしたら自分たちの責任じゃないかな」
まれに、エアコンなどの火災は製造工程で具合が悪くなったことが原因の場合もあり、NITEはモーターなどに、異変がないか確認するよう注意を呼び掛けています。
万が一、エアコンなどから火が出た場合、責任はメーカーに?それとも使っていた人に?菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「もちろん使い方が悪かった場合は自分の責任になりますけれども、販売店の責任もある場合がございます。ただ、いわゆる欠陥ですと、製造物責任法(PL法)が適用されるかと思います。
通常備えるべき安全性を欠いているということで発火したということになると、この法律で責任をメーカーに追及することになります。ただそれも発覚してから3年、あるいは事故から10年という期間制限があるので注意してください。
あと、街の皆さんの声でもありましたが、あまりにも長く使っていると、耐用年数をこえていてもう責任は問えませんということにもなるので、取扱説明書も十分読んでいただければと思います」
(関西テレビ7月3日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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